冬虫夏草用語:冬虫夏草

冬虫夏草は、セミやクモなどの昆虫に寄生したキノコの総称、滋養強壮の漢方薬などに用いられる。

冬虫夏草は、冬の間は地中で幼虫に寄生して幼虫の栄養分を吸収し、虫が死んで夏になると草のようにキノコが地表に伸びてくることからこの名前が付いた。

漢方やサプリメントとして冬虫夏草を用いる場合、キノコと幼虫を丸ごと粉砕して粉末にしたり、エキスにする。

がん細胞の抑制・糖尿の調整など免疫を強化するような生理活性が高いとされ、多糖体やたんぱく質を多く含み、ビタミンE・ミネラルも豊富である。

強壮の健康食品として定番になってきたが、近年、皮膚再生力という点から基礎化粧品にもとりいれられるようになった。

冬虫夏草
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
冬虫夏草(とうちゅうかそう、ふゆむしなつくさ、Cordyceps sinensis(Berkeley)Saccardo)は、子嚢菌門核菌綱ボタンタケ目バッカクキン科冬虫夏草属の菌類の一種。チベット高原やヒマラヤ地方の高山地帯で草原の地中にトンネルを掘って暮らす大型のコウモリガ科の蛾の一種の幼虫に寄生する。

中国ではこの菌の子実体を菌核化した宿主をつけたまま採集して乾燥し、漢方の生薬もしくは中華料理の薬膳食材として珍重してきた。冬虫夏草の名称は、中国で古くに、この菌が冬は虫の姿で過ごし夏になると草になると考えたことから名付けられた。冬虫夏草を食材とする文化は本場中国だけにとどまらず、中国周辺の地域にも伝播している。例えば、朝鮮半島では、亀や冬虫夏草などを用いた八卦湯(パルガタン)という料理が存在する。

旧来日本では同属の冬虫夏草属(Cordyceps)の菌に加えてスチルベラ科(Stilbellaceae)などの菌も含めた昆虫や菌に寄生して発生する麦角菌類の総称としても「冬虫夏草」という呼称が使われてきたが、C. sinensisとの混同を避けるため、総称としては中国での呼称に倣って「虫草(ちゅうそう)」を用いる、あるいは「冬虫夏草」を使うにしても「冬虫夏草菌」か「冬虫夏草菌類」と呼ぶことが提唱されている。現状としては薬学分野では厳密にC. sinensisのみを冬虫夏草と呼ぶのに対し、日本の菌学分野では虫草に対して広義の用例として冬虫夏草の呼称が普及している傾向にある。もちろん中国では厳密に冬虫夏草と虫草を区別して扱っている。菌学分野ではC. sinensisを「シネンシストウチュウカソウ」と呼ぶことが多い。

また、ジャングルにも多くの種が分布しており、その数は千を超える。 それぞれが、蟻、蛾などの昆虫に寄生する。ある種の昆虫が増えすぎるのを抑える効果があり、生態系を調整するはたらきをしている。

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  1. あなたのコメント
     雲南省昆明市で食品加工の仕事を6年ほどやっています。
    ポルチーニの収穫などで雲南とチベットの境のあたりまで行くことがあり、冬虫夏草を売るチベット人とも親交があります。
     素人考えで恐縮ですが、蚕や蟻などで虫草を作る技術が確立されているなら、コウモリガの幼虫を使って、人工的に冬虫夏草を栽培(養殖?)することも可能ではないかと考えますが、何が障害になっているのでしょうか。まだ成功した話を聞きません。
     ご存じの範囲で教えていただければ幸いです。

  2. あなたのコメント